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天野祐吉さんのCM天気図 その2

朝日新聞1/29日付のコラムで、ラーメンズが取り上げられました。いえい。
「どうも、マックです」 「こんにちは、パソコンです」のアップルCMについてです。
天野さんは特にilife編がお気に入りとのこと。
あの、賢太郎さんがアメリカの昔のコメディ映画に出てくる紳士みたいに見える、あれです。
ん、オレだけか?
ラーメンズのよさのひとつである「間」がうまく出ていると絶賛でした。
なるほど、アメリカ版と同じ演出でやっている(少なくとも最初の3作は)ものの、
流れの早いテレビの世界の中で二人は、
確かに何か違う空気をお茶の間に届けているのでしょうね。
ゆったりとも、のんびりとも違う、間。
計算され尽くされているはずなのに、肩に力が入ってないように見える、間。
二人で作ってる間の他に、片桐さん、賢太郎さんそれぞれに
独特の間というのもあるような気がします。
片桐さんは、実は常識人という性格が透けて見えるような、
恥ずかしがってる時の間が好きです。
賢太郎さんのすごいのは、何もしない間をいつまででも取れるってことでしょうか。
全然間を怖がってないもんなあ、バニーさんは。

今回のこのコラム、とても素敵な文で始まってました。
「テレビは芸とソリが合わない。だから落語にせよ漫才にせよ、ちゃんとした芸を楽しもうと思ったら、テレビを消して小屋へ出向くに限る。」

いよいよ明日からTEXTが始まります。
天野さんのこの文は、小屋で頑張ってるラーメンズへのエールだなあと思いました。
遠くから手を振り合ってる人たちを見たような、涼やかな気持ちになりました。





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The Rahmen Times

The Japan Times ラーメンズ版、一日遅れで入手しました。
いやー、やらかしてくれました。
まずは褒め言葉を。「こんな新聞見たことないよ!」

一面のラーメンズに関する記事(Text)のほとんどが
単語ごとに真っ黒になっていて読めません。
最終面も真っ黒。写真が掲載されていると思しき欄も真っ黒。
そしてThe Japan Times のロゴの左右には、ハサミを手に不敵な顔の男が二人。
記事のヘッドラインには、
Text is temporarily unavailable because of RHAMENS' live.
とあります。
直訳すると、
「ラーメンズのライブのため、Textは一時的に使用できません。」
という感じです。
そして本文の読める部分の最初には、
RHAMENS 16th performance "TEXT"とあります。

つまり。
この写真の男二人がどうやらラーメンズという名前で、
記事(Text)が真っ黒なのは、彼らが切り取って持ってっちゃったからだったと。
持っていかれたTextは、彼らのパフォーマンスに見つけられると。
そんな意味の「広告」だったわけです。

以上、偶然この新聞を手に取った、ラーメンズを知らない人の視点で内容を追ってみました。でもこの号に限っては、普段の購買者層(在日外国人や、日本人の英語学習者・愛好家など)よりもラーメンズファンのほうが多かったかもしれませんね。
どのくらいの比率だったのか、ちょっと興味あります。

広告、と書きましたが、ライブの宣伝のための広告でないことは明らかです。
この広告でラーメンズの手法に興味を持って、ライブに行ってみようと思っても、チケットを手に入れるのはすでに困難なはずです。
なので、ジャパンタイムス購買層を狙ったブランド広告とも言いにくいような気がします。
勿論、広い意味ではブランド広告だと思います。
誰かを狙って打った広告というよりも、面白いこと思いついちゃったから打った広告とでも言いたくなるような。
TEXT公演前という状況をも遊んでるような。
以上は私の受け取り方ですが、とてもラーメンズらしいなぁと思いました。

ではなぜ、媒体としてジャパンタイムス(英字新聞という意味で)を選んだのでしょう。
いちおう二つほど思いついたんですけど、しょーもないです。
でも思いついたんで、書こうと思います。

ひとつは、"TEXT"を英単語のまま自然に使えるから。ってことです。
しかも他の記事とフォントも同じにしているので、ぱっと見、広告だと分からない方もいらっしゃったでしょう。
「広告が出ます」ではなく「ラーメンズ版です」と事前アナウンスされていたことも、記事なりすまし広告がやりたかったんだということの裏づけと読めます。
やりたかったことを理想的に叶えられそうな媒体が英字新聞だったってことなのかな、と。

もうひとつは、中学高校と6年間も学んできた英語が喋れない人が大半のこの国で、「英字新聞とそれを読む人」に抱くちょっとしたカッコよさと憧れ。です。
いかにも頭悪そうで恥ずかしいんですが、私だけじゃないと思うんです。うーん、私だけか?
そういう、恥ずかしくて言いづらいけど確かに抱いてる感情をうまく利用された感があるんです。
カッコいい対象である英字新聞に大々的に広告を載せるラーメンズ、カッコいい。みたいな。
ラーメンズのブランディング作戦続行中。
こんな単純な考え方をする自分はカッコ悪いんですけどね。


なにはともあれ、この広告を打ったラーメンズチームと、この広告を載せたジャパンタイムスさん、グッジョブです!

二人の写真、特に片桐さんがすごくいい顔してますね。

2007/1/20付 The Japan Times

最寄の大きな駅で売られていた1/20付のThe Japan Timesの中身は一日遅れでしたー。

ここは、離島並みってことかぁ。そうかぁ、知らなかったぁ。
(離島とそこに住む方々を馬鹿にしている訳では決してありません)
明日もう一度買いにいきまーす。駅まで車で40分でーす。

でもね、中身が19日の新聞にラーメンズの記事を探しながら(切ない!)、
面白いものを見つけましたよ。
一辺4センチくらいの線に縁取られた、小さな小さな記事です。

Notice
Please don't be surprised
when you see the unique
front- and back-page advertisements
in tomorrow's issue.
The Japan Times Ltd.

告知
「明日の号で、表紙と裏表紙を使った
ヘンな広告を見てもびっくりしないでくださいね。」
ジャパンタイムズ


この告知はごく常識的な掲載だと思うのですが、
次の号のその広告を打つのがラーメンズだと知っている私には、
気持ちのよいあおりになりました。

ということでまだ該当記事の情報は仕入れてません。
楽しみ、楽しみ。

広告一つ打つだけで、まるでイベントみたい。
だって、絶対何かやらかしてくれるって、確信してますもん。







天野祐吉さんのCM天気図

 朝日新聞に連載されているこのコラム、好きでよく読んでいます。

 天野祐吉さんと言えば雑誌『広告批評』の創刊者で、『広告批評』といえばラーメンズファンの間では結構な値段で取引されているのでご存知の方も多いと思います。
 これは友人情報ですが、大きな図書館に行けばバックナンバーが保存されているようですし、近くに閲覧可能な図書館が無ければ、国会図書館に申し込めば有料でコピーを送ってくれるサービスがあるとのことです。インタビュー記事に興味はあるけれど、定価の何倍ものお金を出しては読みたくないという方には便利なんじゃないでしょうか。

さて、1/15日付の天野さんのコラムではトヨタの企業CMが取り上げられていました。
りんごやスニーカー、空に浮かぶ雲。
それらの写真にペンで二つの車輪を書き込んでいる青年。
すると
「エンジンがいらなくなったら、どんなクルマが生まれるだろう」
というコピーが流れます。

私自身も、素敵なCMだなーと思ってたのですが、
このCM紹介に続く天野さんの言葉がもっと素敵だったのです。
以下、一部抜粋です。
『環境をこれ以上こわしてはいけないとわかっていながら、ぼくらはきょうも排気ガスをまき散らし、地球の温暖化に手を貸している。が、それをリクツでたしなめられても、なかなか改められない。そんなダメなぼくらを突き動かすことができるのは、ただ一つ、豊かな表現である。芸術的な想像力である。』

CMと環境の話なんですけど、
天野さんはもうちょっと大きいことも言ってくれています。
毎日そんな大きなことを考えられるわけのない私でも、
その日その日をちょっとでも良くしたいとは思ってるわけで。
好きな音や映画や言葉や発見や、
そういうものに出会った時の高揚感や充実感は、
何というか、代わりのきかないものです。
言葉通り、心が「感じて動き」ます。
それが回りまわって日々へのエネルギーになるんだってことだと私は読みました。

この記事を読みながら真っ先に思い浮かべたのはラーメンズでした。
結局そこか、とちょっと呆れてもいるんですが。
彼らは私にすごいエネルギーをくれてます。
爆笑したり、
にやっとしたり、
感心したり、
びっくりしたり、
怖くなったり。
すごく振れ幅は大きいんですけど、
常に「豊かな表現」と「芸術的な想像力」がそこにはあります。

でもそれだけじゃないな。
たぶん、この二つのあたまに「愛のある」がくっついているから、
こんなに惹かれているのかもしれません。



片桐仁が面白いラーメンズが好きだ。

爆発チケットを手に入れてから一ヶ月経ちました。
ラーメンズ本公演初日まであと20日。
田舎者白パンの東京遠征まで27日。
日を追うごとにドキドキがつのる生ラー未体験者の自分が、
それでも拭えない不安があることも自覚しています。

その不安は、
15回本公演『ALICE』があまり好きになれなかったこと
が引き金になってます。

一番最近の本公演と言っても2年も前ですし、
DVDでしか観ていないというビハインドもありますから、
次の公演への不安を口にするのも、『ALICE』を面白くないというのも
正当な発言じゃないと言われたらそれまでなのですが。

いや、精確には面白くなかったわけじゃない。
私の見たいラーメンズではなかったということなんです。
得意芸だけ見せてくれとは思いませんし、誰もやったことのない笑いを追求して
ちゃんと笑わせてくれるラーメンズは格好良いです。
でも確かに感じるこの違和感はなんだろな?と悶々としていて、
やっと言葉になったと思ったら、こんなシンプルなことでした。それは、


片桐仁が面白いラーメンズが好きだ。
ということです。


『ALICE』は私にはちょっと賢太郎さん色が強すぎでした。
たぶん、バニー部と不思議の国のニホンの印象なのですが。
前者では、片桐さんに役が与えられてないように見えて、それは賢太郎さんが片桐さんの役を取っちゃったからだと思えてしまいます。
後者はラー初期の代表作続編ですが、これとか現代片桐概論とかは、当時賢太郎さんが「オレが全部やっちゃったほうが話が早い」と思ってつくった部分もあるような気がするんです。『ALICE』の片桐さんは、表情と声が大きくて尖ってる感じの役が多かったです。それが観ていてちくちくしました。なんだか、仁じゃなくてオレを見ろ!っていう気持ちがあったのかなって思っちゃいます。
でも。
賢太郎さんは片桐さんにはなれないし、なっちゃダメです。
そして片桐さんは、東京都庁よりもどんどん育ってるんです。

賢太郎さんがつくったホンで片桐さんが踊る。
役者小林は舞台の上で片桐さんを支える。
だからこそ片桐さんも賢太郎さんもまぶしいくらいに光るというのが私の基本的な思いです。
勿論、賢太郎さんメインのコントがいくらあっても構わないんです。
採集、ネイノーさん、バニーボーイ、大好きです。
そういう中でも、私たちがまだ見たことのない片桐さんの魅力を、賢太郎さんが見出してくれたらいいな。
片桐仁が最高に面白かった!って、賢太郎さんへの最高の褒め言葉だと思うんですよね。

あー。これが書けたので、本公演を素直に楽しみに待てそうです。
この記事を書くにあたり、さわらさんの記事を参考にさせていただきました。

さわらさんの記事→小林賢太郎の弱さ

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Author:白パン
ライブ・舞台の観賞日記です。フォローしているのはキリンジ、ラーメンズ(小林賢太郎)。東北芸術工科大学デザイン工学部在学中。

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